
レストランのドレスコードを解説〜女性向け服装マナーと失敗しない選び方とは?
この記事でわかること
- レストランにふさわしいドレスコードの種類
- シーン別・季節別・年代別のおすすめコーディネートの例
- レストランのドレスコードに合った洋服を準備する方法
レストランでの食事は豊かな体験であり、空間やサービス、料理全てが特別な時を演出しています。
特に記念日や特別な日に利用する高級レストランでは、服装のマナーにも気を配ることが大切です。
利用するレストランや、シーンによってはドレスコードがあることも少なくありません。
ドレスコードを正しく理解し、TPOに合った装いをすることは、大人のマナーのひとつです。
Contents
レストランでのドレスコードとは?

レストランのドレスコードは、その場の雰囲気や品格を保つための服装ルールです。
結婚式や式典などにはドレスコードが存在します。
大きな式典やパーティーではなくても、レストランによってはドレスコードが指定されることも少なくありません。
特に高級レストランほど、店内のインテリアやサービスの質、料理の見た目にもこだわりがあるため、来店者の装いもその一部として見なされます。
また、ドレスコードはレストランのブランドイメージやホスピタリティの一環でもあります。
服装が整っていないと、自分だけでなく一緒にいる人や他の客にも違和感を与えてしまうでしょう。
レストランの食事をゆっくりと楽しむには、周囲との調和を意識した装いが大切です。
レストランで抑えておきたいドレスコードの種類と違い

レストランのドレスコードには種類があり、それぞれに適した服装があります。
予約時にレストランに直接確認したり、Webサイトでドレスコードを確認しておくと安心です。
レストランで抑えておきたいドレスコードは以下の4つです。
- カジュアル
- スマートカジュアル
- スマートエレガンス
- フォーマル
カジュアル
カジュアルは、日常的に着用するラフなスタイルです。
例えば、Tシャツとジーンズにスニーカーを合わせるといった服装が挙げられます。
ただし、レストランによってはカジュアルな服装での来店はNGとされる場合もあります。
事前に店舗に確認しておくと安心です。
特にホテル内のレストランや高級店に入店する際は、カジュアル過ぎる装いは避けた方が良いでしょう。
高級レストランでの食事にふさわしいカジュアルな装いとしては、シンプルなニットのトップスにきれいめなパンツ、控えめな柄のワンピースなどがあります。
一方、ダメージジーンズや派手なプリントTシャツ、ビーチサンダルなどは基本的にNGです。
清潔感を重視し、TPOに応じてカジュアルさを調整することがポイントです。
スマートカジュアル
スマートカジュアルは、カジュアルよりも一段上のきれいめスタイルです。
幅広いレストランで通用するドレスコードであり、特に高級レストランやホテルのレストランでは基本的な装いとされることが多いでしょう。
女性のスマートカジュアルは、華やかなワンピースやロングスカート、シンプルなブラウスにスカートやパンツを合わせたコーディネートがおすすめです。
きれいめパンプスを合わせると、全体のバランスも整います。
なお、男性のスマートカジュアルは、ジャケットにチノパン、ポロシャツなどを組み合わせたジャケパンスタイルが定番です。
スマートカジュアルとしてNGなアイテムは、極端に派手な服や露出の多い服、ロゴが大きく入ったTシャツなどがあります。
スマートカジュアルでは、カジュアル過ぎないおしゃれを意識しましょう。
スマートエレガンス
スマートエレガンスはインフォーマルとも呼ばれ、フォーマルよりも軽く、カジュアルよりも上品なスタイルです。
格式が高い装いであり、一般的には高級レストランでのディナーにふさわしい服装といえるでしょう。
女性のスマートエレガンスとして、上品なワンピースやドレスをベースに華やかさを加えたコーディネートがおすすめです。
デザインは控えめで、スカート丈は膝が隠れる程度が理想です。
肌の露出を抑えた袖付きのデザインを選ぶと、よりエレガントな雰囲気になります。
フォーマル
フォーマルは、最も格式の高いドレスコードです。
レストランウェディングや、公式な食事会など、特別なシーンで求められる服装といえるでしょう。
女性のフォーマルでは、ロング丈のドレスやワンピースが基本です。
ヒールは5cm以上が望ましいとされます。
アクセサリーやクラッチバッグなどの小物も華美になり過ぎないフォーマル感のあるもので統一しましょう。
肩や背中の露出がある場合は、ショールなどを使ってカバーし、品格を保つことが求められます。
男性のフォーマルな服装としては、ブラックスーツやタキシードに革靴を合わせたスタイルが定番です。
【シーン別】レストランにふさわしい女性の服装例

食事の内容やレストランの雰囲気によって、求められる服装も変わります。
レストランでの食事によくあるシーンは以下の通りです。
- 記念日ディナーや誕生日などレストランでの食事
- ホテルレストラン・高級フレンチ・イタリアンでの食事
- 友人や職場仲間とのランチ・カジュアルディナー
- 接待・ビジネスでの食事
シーン1:記念日ディナーや誕生日などレストランでの食事
記念日や誕生日など特別な日のディナーには、非日常感を演出する華やかなドレスやワンピースがおすすめです。
ドレスコードとしては、程よいフォーマル感のあるスマートエレガンスを意識しましょう。
例えば、上質な綿やシルク素材を使った明るく華やかなワンピースにヒールパンプスなどを合わせて全体の雰囲気を格上げした上品なスタイルがおすすめです。
シーン2:ホテルレストランでの高級フレンチ・イタリアンの食事
ホテルレストランでの高級フレンチやイタリアンの食事もフォーマル感のあるスマートエレガンスの装いが基本です。
ジャケットや上質素材のワンピース、小物はクラッチバッグなどの上品なものを選び、全体の品格を損なわないようにコーディネートしましょう。
ほんのりとした香水を選び、控えめなメークで全体をまとめると好印象です。
シーン3:友人や職場仲間とのランチ・カジュアルディナー
親しい友人や職場の仲間とのランチでは、スマートカジュアルが無難な選択肢です。
明るめのブラウスにスカート、ワンピースなど清潔感と親しみやすさを意識した装いを意識しましょう。
カジュアル過ぎる印象のデニムやスニーカーは避け、女性らしさを感じさせる柔らかな素材のワンピースやスカートを選ぶと好感度が上がるでしょう。
シーン4:接待・ビジネスでの食事
接待やビジネス関連の食事では、ビジネスカジュアルをベースにしつつ、信頼感を与える落ち着いたトーンで全体をまとめることがポイントです。
膝丈のスカートやワンピースには、ネイビーやグレーのような控えめな色味を選ぶと知的な雰囲気を演出できます。
肌の露出が気になる場合は、羽織りもので調整しましょう。
ビジネス関連の場では、ストッキングの着用がマストです。
ちょうど良い高さのヒールがあるパンプスを履いてきちんとした印象に仕上げましょう。
季節ごとのコーデのコツ
レストランのドレスコードを理解するためにも、季節ごとのコーデのコツも抑えておきましょう。
夏の暑い季節でも、肌を露出し過ぎないように注意が必要です。
リネンやシフォンなどの涼しげな素材を選び、冷房対策として薄手の羽織りを持参しておくと安心です。
寒さが厳しい冬は防寒しつつフォーマル感を損なわない工夫が必要です。
ウール素材のコートや厚手のタイツ、手袋などで寒さを防ぎつつ、全体の色味や素材感で統一感を出しましょう。
春秋で気候が安定している季節は、素材やカラーで季節感を表現するのがポイントです。
ベージュやアイボリー、ボルドーなど、季節を感じる色合いを取り入れると洗練された印象になります。
レストランのドレスコードに合う靴やバック・アクセサリーの合わせ方

服装と同じく重要なのが靴やバッグ、小物類の選び方です。
細部まで意識が行き届いていることで、全体の印象がぐっと高まります。
いくらドレスやワンピースが美しくても、靴やバッグが場違いであれば全体の印象を損ねてしまいます。
逆に小物まで計算されたコーディネートは、格段に洗練された雰囲気を演出します。
靴の合わせ方とマナー
レストランでの食事に限らず、ドレスコートにふさわしいコーディネートとして、足元はつま先の隠れるパンプスを合わせることが基本です。
カジュアルに見えるデザインのビーチサンダルは夏場でもNGです。
冬場はシンプルで上品なショートブーツならOKの場合もあるため、あらかじめ店舗に確認しておくと安心です。
バッグやアクセサリー選びのポイント
バッグは小さめのハンドバッグやクラッチバッグが理想です。
大きめのトートバッグや肩に背負うリュックは、カジュアル過ぎる印象になるため避けましょう。
アクセサリーは控えめで上品なものを選んで下さい。
例えばフォーマルスタイルに定番のパールや小さめのジュエリーなどがおすすめです。
【年代別】20代・30代・40代女性におすすめコーディネート

ドレスコードも大切ですが、レストランでの食事は年齢に応じたコーディネートを心がけることで、より洗練された印象を演出できます。
20代:華やかさとトレンドを意識したコーデ
20代は、パステルカラーやレース素材を使ったコーディネートで若々しさと清楚さを両立させるのがポイントです。
ミニ丈よりも、膝丈からふくらはぎの中央当たりまでのミモレ丈のワンピースで品を保つと良いでしょう。
さらに、20代は流行のディテールを積極的に取り入れやすい年代です。
例えば、フリルやシアー素材、ビビッドカラーの小物を差し込むことで、トレンド感を演出できます。
靴はヒールだけでなく、バレエシューズや華奢なストラップサンダルでも華やかさを出せます。
ポイントは「遊び心」と「清潔感」を両立させることです。
記念日ディナーでは少しフォーマル寄り、友人とのランチでは可愛らしさを強調するなど、シーンごとに変化をつけるのも20代ならではの楽しみ方です。
30代:上品&きちんと感のある着こなし
シンプルなデザインのワンピースに質の良いアクセサリーをプラスして、大人の余裕を感じさせるスタイルが理想です。
ワンピースは、ベージュやネイビーなどの落ち着いた色合いにトレンド色が少し施されたデザインを選べば、こなれた印象になるでしょう。
30代は仕事や家庭など多忙なライフスタイルの中で、オンオフをうまく切り替える服装が求められます。
素材はシルクやウール混など、肌触りと見栄えの両方に優れたものがおすすめです。
小物は控えめながらも存在感のある時計やパールピアスなどを取り入れると、大人らしい品格を表現できます。
また、体型の変化が気になり始める年代でもあるため、Iラインシルエットやウエストマークを意識してスタイルアップを図るのもポイントです。
ホテルレストランなどでは、ジャケットやショールを加えて「きちんと感」を強調するとより安心です。
40代:落ち着きと気品を兼ね備えたスタイル
ベージュやネイビーなどのダークトーンやベーシックカラーを中心に、上質な素材と立体感のあるデザインで格上げを狙います。
シンプルな装いに、存在感のあるアクセサリーなどのアイテムをあわせて落ち着きと気品を兼ね備えたスタイルを目指しましょう。
40代は「若づくり」に見えないよう、落ち着いたトーンでまとめることが大切です。
例えば、カシミヤやシルク混の素材を使ったワンピースや、仕立ての良いジャケットを合わせると、自然な高級感を演出できます。
アクセサリーは大ぶり過ぎず、洗練されたデザインを選ぶと好印象です。
ヘアスタイルは艶を重視し、シンプルなまとめ髪やストレートスタイルで清潔感を演出するとレストランの雰囲気にもなじみます。
レストランのドレスコードで気をつけるポイント

レストランでの食事は特別な時間です。
そのため服装選びではドレスコードを守ることはもちろん、細かいマナーや気配りも大切になります。
ここでは特に注意しておきたいポイントを解説します。
肌の露出を控える
レストランでの装いで気をつけたいのは肌の露出です。
胸元が大きく開いたトップスや、極端に短いミニスカート、スリットが深過ぎるスカートなどは避けましょう。
高級レストランでは、上品さと清潔感が第一に求められるため、過度な露出は場にそぐわない印象を与えてしまいます。
肩や腕の露出が気になる場合は、ショールやボレロ、ジャケットを羽織るとバランスが取れます。
素足は避け、ストッキングやタイツを合わせるとより品のあるスタイルになります。
露出を抑えた装いは、落ち着きと大人の余裕を感じさせる効果もあり、安心感を与えることにつながります。
パートナーの服装と格差が出ないようにする
レストランでの食事は、一緒に過ごす相手との調和も大切です。
例えば、自分だけがフォーマル過ぎたり、逆にカジュアル過ぎたりすると、パートナーと並んだ時に違和感が生まれます。
パートナーと並んだ時にバランスよく見えることが、雰囲気づくりにおいて重要なポイントです。
事前に「今回はスマートカジュアルで行こう」「ジャケットを着ていこう」などと方向性を話し合っておくと安心です。
特に記念日ディナーや接待の場では、相手に恥をかかせないためにも服装の格を揃えることが求められます。
男女で装いを合わせることで、周囲からの印象も良くなり、より一層すてきな時間を楽しめます。
ドレスの購入とレンタルどっちがいい?

ドレスコードを意識した着用頻度の少ないドレスは、購入せずにレンタルするのもおすすめです。
ドレスの購入とレンタルはどちらが良いのでしょうか。
ドレスを購入するメリット・デメリット
ドレスを一度購入すれば初期費用がかかるものの、好きなタイミングで何度でも着られるというメリットがあります。
特にお気に入りの一着を見つけられた場合、体型や雰囲気にしっかり合うものを繰り返し着られる安心感があります。
例えば、会社の行事や家族の集まりなど、同じメンバーが多い場面では「前回と同じドレスで安心感を出す」という効果もあります。
ドレスはワードローブの一部として、自分のスタイルを表現するアイテムになり得ます。
しかし購入にはデメリットもあります。
初期費用の目安は3〜5万円程度で、場合によっては10万円以上かかることも珍しくありません。
また保管に気を遣う必要があります。
素材によっては湿気や虫に弱く、専用カバーやクローゼットの環境を整えるなど維持コストもかかります。
さらに流行の変化も無視できません。
数年後には「少し古い」と感じるデザインになる可能性があり、頻繁に新調するには経済的な負担が大きくなります。
特に、着用機会が数年に一度程度の人には購入はコストパフォーマンスが悪くなる傾向があります。
<購入が向いている人>
- 同じドレスを何度も着ても気にならない人
- 定番デザインを長く愛用できる人
- 保管スペースやメンテナンスに手間をかけられる人
レンタルドレスのメリットと利用シーン
ドレスをレンタルすれば、クリーニングや保管といった手間を省けます。
コストも購入と比較して、7,000〜12,000円程度と比較的安価で、最新デザインを楽しめるのが大きな魅力です。
結婚式や記念日ディナー、同窓会など、特別なシーンごとに違うドレスを選べるのも強みです。
特に、同じメンバーとの集まりに何度も出席する場合、毎回新鮮な印象を与えられます。
また、レンタルサービスは近年進化しています。
オンラインで注文し、自宅に届いたら着用後そのまま返却できる手軽さは、忙しい現代女性にとって大きなメリットです。
クリーニング不要・返送も簡単なので、時間と手間を大幅に節約できます。
さらに、普段は選ばないカラーやデザインに挑戦できるのもレンタルの良さです。
「自分に似合うかわからない」と思うデザインでも、レンタルなら気軽に試せます。
ファッションの幅を広げたい人にはうってつけの方法です。
<レンタルが向いている人>
- 人前に出る機会が多く、毎回違う装いを楽しみたい人
- 流行のデザインを気軽に試したい人
- コストを抑えたい人
- クローゼットの保管スペースを節約したい人
Q&A|レストランのドレスコードに関するよくある質問

「ドレスコードなし」のレストランの食事で気をつけることは?
「ドレスコードなし」といっても、どんな服装でもOKという意味ではありません。
高級レストランやホテルのレストランでの食事は、最低限の清潔感とTPOを意識した服装が求められます。
高級レストランやホテルでのドレスコードは、スマートカジュアルを意識すれば、ほとんどのシーンで無難です。
仕事関係であれば、ビジネススーツが適切な場合もあります。
レストランでのドレスコードNGな例は?
デニムやスウェット、浴衣、サンダル、ロングブーツなど、ラフ過ぎる服装は基本的にNGです。
高級店では特に注意しましょう。
レストランのドレスコードでは、服装だけでなく靴選びもポイントです。迷ったらパンプスを選びましょう。
かかとやつま先が出る靴はフォーマルシーンでは避けたほうが無難です。
スマートカジュアルのドレスコードでは、厳しく制限されないこともありますが、レストランによっては浮いた印象になるため避けましょう。
レストランでの食事で子どもの服装は?
レストランで食事する場合の子どもの服装は、特別なものでなくても構いません。
例えばシャツやシンプルなワンピースなどでOKです。
ただし、高級レストランの場合はややフォーマル寄りにすると安心です。
子どもであってもキャラクターものや、あまりにもラフ過ぎる服装は避け、清潔感のある服装を心がけることが基本です。
<男の子の服装例>
- 袖付きのシャツにズボン
- Tシャツ・カーディガンにズボン
- ポロシャツにチノパン
<女の子の服装例>
- ワンピース
- ブラウスにスカート
- Tシャツにキュロット
- Tシャツにパンツスタイル
レストランの食事はドレスコードに合わせた服装で印象も気分もUP!

レストランでのドレスコードは、自分の魅力を引き出し、同席者や周囲への配慮を示す大切なマナーです。
シーンや季節、年代に合わせた装いを意識することで、料理や空間との調和が生まれ、食事そのものをより特別な体験へと引き上げられます。
購入とレンタルを上手に使い分けながら、ライフスタイルや予算に合わせた賢い選択をすることも、現代のスマートな楽しみ方のひとつです。
正しい服装は、自分に自信を与え、自然と立ち居振る舞いまで美しく整えてくれます。
ドレスコードを理解し、気分も印象も格上げするスタイルをぜひ取り入れて下さい。
特別な日のドレス選びに迷った時は、レンタルサービスを利用するのもおすすめです。
最新のデザインを手軽に試せて、クリーニングや保管の手間も不要です。
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