この記事のまとめ
- 服装は上品さと控えめさが基本マナー
- 学校の雰囲気や体型に合わせた服装選びが大切
- セレモニー服のレンタルは賢い選択肢
小学校入学式のママの服装は、華美になりすぎず、上品で控えめな印象が理想です。
近年はスーツやワンピースを基調にしつつ、アクセサリーや小物で華やかさを添えるスタイルが人気を集めています。
この記事では、入学式当日の基本マナー、学校や体型に合わせた着こなし、さらにレンタルの上手な活用法を紹介します。
読むことで、「この服で大丈夫?」という不安を解消し、自信を持って当日を迎えられるようになります。
押さえておきたい入学式のママの服装マナー

入学式は子どもの門出を祝う特別な日であり、先生や保護者と初めて顔合わせをする場でもあります。
まずは基本的な服装マナーを確認し、自信をもって当日を迎えましょう。
服装マナー①:好印象な服装

入学式のママの装いは、「上品さ・控えめさ・清潔感」が基本になります。
派手すぎる色やデザインは避け春らしい明るさを取り入れた、落ち着きのあるスタイルが好印象です。
定番スタイルはジャケットとワンピースの組み合わせやセットアップです。
素材は上質なツイード、色はネイビーやグレー、ベージュといったベーシックカラーが選ばれる傾向にあります。
フォーマル感を重視しながらも、やわらかい色合いで明るい雰囲気を添えるのがポイントです。
服装マナー②:NGな服装

一方で、カジュアルすぎる服装や露出の多いデザインは避けましょう。
デニムやレギンス、スウェット素材などは普段着の印象が強く、式典の場には不向きです。
原色や蛍光色、強い柄は浮いて見えやすく、逆に全身が真っ黒で喪服のように見えるスタイルも避けるのが無難です。
スカート丈はひざがしっかり隠れる程度〜ひざ下丈が基本。
短すぎず、長すぎず、落ち着いた印象を与える丈感が「きちんとした保護者」の印象につながります。
服装マナー③:公立・私立の雰囲気に合わせた服装選び

入学式の雰囲気は学校によって異なります。
一般的には、公立ではシンプルで控えめなスタイルが多く、私立ではその学校の文化になじむ、ややフォーマル寄りで高級感のあるスタイルが選ばれる傾向があります。
学校説明会などで直接確認したり、先輩ママや卒業生から雰囲気をリサーチしたり、WebサイトやSNSの情報を参考にしたりするのも有効です。
周囲と馴染むように意識しつつ、自分らしいポイントを加えるのが理想的です。
たとえばアクセサリーやコサージュ、バッグの色味などで、さりげない個性を添えるのは十分許容されます。
服装マナー④:ヘアメイクも第一印象の一部

入学式は写真撮影の機会も多いため、服装はもちろん、ヘアメイクも印象を左右します。
シンプルなまとめ髪やハーフアップなど清潔感のあるスタイルが好まれます。
カラーは自然なブラウン系が無難で、毛先までしっかり整えることが大切です。
メイクはナチュラルで明るい肌感を意識しましょう。
アイメイクは控えめに、チークや口紅は丁寧に仕上げることで、服装に合った上品な雰囲気になります。
入学式のママの服装の定番スタイル

入学式の服装はフォーマルを保ちつつ、トレンドや自分らしさもバランスよく取り入れるのがポイントです。
少しの工夫で周囲から浮かずにおしゃれな着こなしができます。
動きやすいセットアップ系が王道

入学式の服装の王道スタイルは、きちんと感を備えた過ごせるセットアップです。
ジャケットとワンピースの組み合わせは、華やかさと女性らしさを演出できるだけでなく、着席や移動の多い入学式でも動きやすいのが魅力です。
写真映えもよく、記念写真を撮る場にもよくなじみます。
近年では、モードな印象になるパンツスタイルも人気を集めています。
長時間の着用や動きやすさを考え、締め付けが少ないデザインや、適度にストレッチの効いた素材を選ぶと快適です。
そのほかの人気のカラーとデザイン

入学式の装いで特に人気が高いのは、グレージュやライトベージュなどの柔らかいニュアンスカラー、春らしいライトブルー、ペールピンク、ミントグリーンといった淡いトーンです。
ポイントは「落ち着き」と「春らしさ」を両立できる色を選ぶと、やさしく上品な印象になります。
素材はミックスツイードや、微光沢のある生地が選ばれています。
人気のデザインは細かいツイードや織り柄入りのジャケット、パールボタンやフリル使いなどのディテールにさりげない華やかさを加えたデザインも人気です。
全体を派手にしすぎず、ポイントで明るさを添えるイメージが理想的です。
【関連記事】フォーマルとは?正礼装・準礼装・略礼装の違いと着用シーン
【シチュエーション別】入学式のママの服装コーデ例

入学式の服装は学校の雰囲気によって選ぶスタイルが変わります。
公立小学校・私立小学校、それぞれの傾向を見てみましょう。
コーデ例①:公立小学校

公立小学校の入学式では、落ち着いた色味とシンプルなデザインが主流です。
定番は、ネイビー系のセットアップに白のブラウスを合わせるスタイルで、清潔感と落ち着きのある装いに仕上がります。
胸元にコサージュや、パールのネックレスを添えて、さりげなく華やかさをプラスしましょう。
靴は長時間でも歩きやすいローヒールパンプス、バッグは小ぶりな黒のレザーバッグを合わせると、バランスよくまとまり、全体がきちんとまとまります。
コーデ例②:私立小学校

私立小学校の入学式では、学校ごとの伝統や校風を意識した「ワンランク上のきちんと感」が求められることがあります。
定番はグレージュや淡いブルーのセットアップスーツで、上質なツイードや光沢のある生地といった素材や質感にこだわったものを選ぶと品格が際立ちます。
バッグは、高価格帯のブランドは避けるのが無難です。
ラグジュアリーブランドを身につける際には、腕時計など小さなアイテムを合わせるとスマートです。
肌の露出を控え、落ち着いたスタイルにすることで、学校の雰囲気や価値観を尊重した装いになります。
入学式の主役はあくまでもお子様。両親の主張は控え、印象の良いスタートを迎えましょう。
【体型別】入学式のママの服装コーデ例

体型に合ったシルエットやディテールを選ぶことで、無理なくきれいに見せることができます。
ここではよく相談されるお悩み別に、おすすめの考え方をまとめます。
コーデ例①:低身長ママ向け

低身長ママ向けの入学式コーデのポイントは、体型をきれいに見せるバランスです。
ハイウエストのスカート・パンツで重心をあげる、縦のラインを意識したラインワンピースを取り入れることでスタイルアップにつながります。
首回りがすっきり見えるノーカラージャケットや、スカート丈は「ひざ下〜ひざが少し隠れる程度」にするとバランスよく着こなせます。
コーデ例②:高身長ママ向け

高身長ママ向けの入学式コーデのポイントは、スタイルのよさを引き立てる着こなしです。
ロング丈のワンピースやワイドパンツは縦のラインが際立ち、すらりとしたシルエットになります。
セットアップは装飾を抑えたシンプルなデザインにすると、洗練されたフォーマル感が出せます。
全体を落ち着いた色味でまとめると上品でスマートな雰囲気に仕上がります。
コーデ例③:ぽっちゃりママ向け

ぽっちゃりママ向けの入学式コーデのポイントは、気になる部分を自然にカバーしつつ、きちんと感を保つことが大切です。
ウエストを強調しすぎないAラインのワンピースは、体のラインを拾いにくく、美しいシルエットをつくってくれます。
色はネイビーやチャコールグレーなどのダークカラーで引き締め効果を。
ジャケットは、肩のラインが強調されすぎないやわらかな素材や、ストレッチのある生地を選ぶと窮屈に見えにくく安心です。
コーデ例④:華奢なママ向け

華奢な方は、控えめな華やかさで全体にふくらみと存在感を出すのがポイントです。
色は極端に濃い色ばかりにせず、淡いベージュやライトグレーなど、やわらかいトーンを取り入れるとやさしい雰囲気に整います。
ツイード素材や、少しボリュームのある袖デザインはほどよい立体感が出て、体型をさりげなくカバーしてくれます。
コサージュやパールアクセサリーを組み合わせ、全体にほどよい華やぎを加えると、フォーマル感と華やぎを両立できます。
入学式のママの服装・小物・そのほかのアイテムを選ぶときのポイント

入学式の服装は、第三者から見て整った良い印象にすることが大切です。
服装だけでなく、小物選びのポイントも押さえておきましょう。
ポイント①:アクセサリーは小ぶりで上品なものを選ぶ

入学式の服装に合わせるアクセサリーは、控えめで上品に輝く小ぶりなものが基本です。
ネックレスはパールが定番で、清楚でやわらかな雰囲気を添えてくれます。
指輪は結婚指輪や婚約指輪のみにとどめると、手元に落ち着きが出ます。
ピアスやイヤリングは小さな一粒タイプやシンプルなデザインが適しています。
これの組み合わせは定番かつ王道。迷ったらこれらを身につけましょう。
ネイルもラメなどの派手な装飾は避け、ベージュや淡いピンクをベースに大人っぽく仕上げます。
服装とのバランスを考えて大きな装飾品や目立つデザインは避け、さりげない輝きでまとめましょう。
ポイント②:コサージュやブローチで華やかさをプラス

入学式の服装は、シンプルなスーツに胸元にコサージュやブローチを添えるだけで華やかさとフォーマル感が高まります。
コサージュは淡い色のものやパール系のものが使いやすく安心です。
ネックレスやスカーフもおすすめで、アクセントを入れつつ上品さを保つことができます。
ポイント③:ストッキングはベージュにする

入学式のストッキングは、肌になじむベージュが基本です。
最近は光を受けても派手にならないラインストーン入りのタイプもあり、控えめに華やかさを加えられます。
自分の肌の色に近いトーンを合わせると自然に見え、全体の雰囲気にもやわらかく溶け込みます。
万が一ストッキングが伝線したときに備えて、予備をもっていくと安心です。
黒やラメ入り、派手な色柄、厚手のタイツは入学式にはふさわしくない場合が多いため避けましょう。
ポイント④:シンプルなローヒールパンプスで足元を整える

入学式の靴には、歩きやすく安定感のある3〜5cm程度のローヒールパンプスが適しています。
長時間の着用でも足が痛くなりにくいため、普段ヒールを履き慣れていないママや、小さな子どもと一緒に参加するママにも安心です。
ベージュやアイボリーを合わせると春らしいスーツになじみ、黒やネイビーを選べば全体を引き締め、落ち着いた雰囲気に整えられます。
派手な色や装飾の多い素材、極端に高いヒールや細すぎるヒールは避けるのが無難です。
ベーシックで控えめなデザインを選ぶことで、シーンに合った足元になります。
ポイント⑤:4月の寒暖差や悪天候も考慮して持ち物を追加する

入学式が行われる4月は、春でも肌寒さを感じることがあります。
特に会場となる体育館やホールは冷え込むこともあるため、あたたかいインナーや薄手のカーディガンを重ねておくと安心です。
アウターとしてジャケットやスプリングコートを羽織ったり、首元にスカーフを巻いたりすると冷え対策にもなり、着脱もしやすいので便利です。
さらに大きめのストールを用意すれば、羽織るだけでなくひざ掛けとしても活躍します。
雨の心配がある場合は、雨用のパンプスや折り畳み傘を持参すると、急な天候の変化にも対応できます。
ポイント⑥:日常でも着回せるデザインを選ぶ

入学式のために用意した服は、その1日で役目が終わってしまうともったいないと感じる方も多いはずです。
普段の仕事や学校行事でも着回せるデザインを選ぶことは、とても実用的です。
ジャケット・スカート・ワンピースの3点セットなら、組み合わせを変えることで入学式だけでなく卒業式や授業参観など複数のイベントに対応できます。
さらにインナーやコサージュによっても印象を変えることができるので、少ない点数で幅広く活用できるのも魅力です。
【関連記事】女性のドレスコードとは?カジュアルからエレガンスまで種類やシーン別のおすすめコーデを紹介
小学校入学式の服装に関するよくある質問

小学校の入学式を前に「この服装は大丈夫?」などと疑問に思うママもいるのではないでしょうか。
よくある質問をまとめました。
保護者の服の色で黒はNGですか?

入学式に黒の服を着ること自体は問題ありません。
ただし、そのままでは喪服のように見えてしまうこともあります。
明るめのインナーを合わせたり、コサージュ、パールアクセサリーで華やかさを加えたりすることで、華やかさとお祝いらしさを足すことが大切です。
ワンピース1枚だけでも大丈夫?

入学式でワンピース1枚だけを着るのは避けたほうが安心です。
基本的にはジャケットを羽織るのがマナーとされています。
また、会場の冷暖房や寒さ対策にも役立ちます。
式典という性質上、「羽織りがあるかどうか」で印象が大きく変わります。
卒園式と兼用しても問題ない?

卒園式と入学式を同じ服で兼用しても問題ありません。
卒園式は黒やネイビーで落ち着かせ、入学式はベージュや淡い色の小物を取り入れると、同じスーツでも雰囲気を切り替えられます。
コサージュやアクセサリーで印象を変えれば、一着で複数の式典に対応できます。
母親がパンツスーツは浮きませんか?

入学式に母親がパンツスーツを着ても浮くことはありません。
最近はパンツスタイルのママも増えており、フォーマルな場でも広く受け入れられています。
シルエットのきれいなセットアップや、上質な素材感のあるパンツスーツを選べば、きちんと感のある装いとして十分通用します。
入学式のママの服装は購入とレンタルどっちが賢い?【メリット比較】

入学式の服装を用意する際に「1回しか着ないかも」と、購入とレンタルのどちらがよいか迷うママも少なくありません。
購入のメリットは、手もとに残ることと、ほかの行事にも使えること。
一方で、トレンドの移り変わりや体型の変化、保管スペースの確保といった負担も考える必要があります。
レンタルは、最新のデザインをそのときどきの自分に合わせて選べるうえ、クリーニングや保管の手間がいらないのが大きなメリットです。
「次に着るのはいつかわからない」「今の体型に合うものを着たい」という場合、費用面でも合理的な選択肢になります。
特別な日だからこそ、“使い捨てない”というのも、今のスタンダードになりつつあります。
【関連記事】セミフォーマル(準礼装)とは?シーン別ドレスの選び方とレンタル活用術
airCloset Dress(エアクロドレス)でかなえる、ママの理想の入学式スタイル

入学式の服装を準備するときに便利なのが、airCloset Dressのレンタルサービスです。
豊富な実績を持つファッションレンタルサービスが運営しており、安心して利用できます。
送料や弁償料、キャンセル料がかからず、一律7泊8日のレンタルで受取や返却もスムーズです。
さらにクリーニング不要で返却できるため、忙しい日常でも無理なく活用できます。
入学式のママの服装は子どもの晴れ舞台にふさわしい「自分らしい装い」を選ぼう

小学校の入学式は、お子さまだけでなく家族にとっても大切な節目です。
思い出深い1日を迎えるためには、服装選びも大切な準備の1つです。
マナーを押さえつつ今の自分に合う色・形・丈感を選べば、不安なく当日を迎えることができます。
第一印象は服装と表情で大きく変わるものですが、正解は1つではなく「自分らしさ」と「場に合う装い」が大切です。
そこで手助けとなるのがairCloset Dressのレンタルサービスです。
気軽に利用できる仕組みと豊富なラインアップがあり、準備の負担を軽くしながら理想のスタイルをかなえられます。
特別な日を安心して迎えるために、今の自分にいちばんしっくりくる一着を、無理なく選んでいきましょう。
【関連記事】お宮参りで着るママの服装は?ワンピース・スーツ・着物を比較


