この記事のまとめ
- ダウンやダッフルなどカジュアルすぎる素材は、結婚式のレディースコートとしては避けるのが無難。
- 結婚式場のエントランスをくぐる前に、コートを脱いで腕にかけるのが正式なマナー。
- 一般的なフォーマルコートを購入すると3万円前後が相場ですが、レンタルなら数千円から利用可能。
「結婚式のドレスは決まったけれど、上に羽織るコートは手持ちの服でいいの?」と悩む女性は多いものです。
会場のクロークに預けるまでのわずかな時間でも、受付や移動中の姿は意外と周囲に見られているもの。
チェスターコートのような上品な定番アイテムや、ネイビー・ベージュといったフォーマルな色選びのコツを押さえれば、マナー違反で恥をかく心配はありません。
この記事では、手持ちのコートを賢く活用する方法から、後悔しないレンタル情報まで、大人の女性として自信を持って当日を過ごすためのポイントを解説します
結婚式にふさわしいコートの選び方とは?

冬の結婚式にお呼ばれした際、ドレスの上に合わせるアウター選びは意外と難しいポイントです。
コートは本来、会場の外で着用するものですが、受付までの移動やクロークへ預ける際など、周囲の目に触れる場面は意外と多いもの。
主役である新郎新婦へのお祝いの気持ちを込めて、マナーに沿った上品な装いを心がけましょう。
チェスターやトレンチなどフォーマルな種類
「普段使いのコートではカジュアルすぎて浮いてしまうかも」と不安に感じる方もいるでしょう。
フォーマルな場では、ジャケットのような襟元が特徴のチェスターコートは、フォーマル寄りの定番としてよく挙げられる一着です。
カッチリとした清潔感のあるデザインは、お祝いの席でのドレスアップを上品に引き立ててくれます。
式の格式や会場の雰囲気、地域性によって適したコートは異なるため、全体の装いとのバランスを意識して選ぶことが大切です。
春先や秋口の参列であれば、トレンチコートも定番の選択肢です。
ただし、仕事着のように見えないよう、素材感や色味で華やかさをプラスするのがおすすめ。
一方で、防寒性に優れたダウンコートなどは、結婚式のようなフォーマルな場にはカジュアルすぎるため避けるのが無難です。
適切なコートが手元にない場合は、レンタルサービスを活用して一式揃えるのも賢い方法といえます。
ネイビーやベージュなど上品なカラー
コートの色選びで迷ったら、黒・ネイビー・ベージュといったベーシックなカラーを選びましょう。
特にネイビーは知的で上品な印象を与え、どのようなシーンでも重宝する万能色です。
もし黒いコートを着用する場合は、お葬式のような暗い雰囲気にならないよう、明るい色のストールやブローチを添えて華やかさをプラスするのが大人のマナー。
コーディネートに自信がない方は、プロが選んだセットレンタルを利用するのも安心です。
ウールやカシミヤなど高級感のある冬素材
寒い時期の参列は防寒対策が欠かせませんが、フォーマルな場では素材の質感にもこだわりたいところ。
ウールやカシミヤなど、滑らかで上品な光沢のある天然素材は、ドレスアップした姿をより格上げしてくれます。
また、足元の冷え対策については、基本はうすだいだい色(ペールオレンジ)のストッキングなど、透け感のあるものを選ぶのが無難です。
デニール数に明確な統一基準はなく、薄手で透け感があれば問題ないとされる場合が多いため、数値はあくまで目安として捉えるとよいでしょう。
寒い季節には、移動中はタイツを着用し、会場で履き替えるといった工夫も選択肢の一つです。
近年では、見た目はストッキングのように透け感がありながら、内側が起毛していて防寒性の高い「フェイクタイツ」も登場しています。
式の格式や会場の雰囲気に配慮しつつ、無理のない防寒対策を選ぶことが大切です。
ドレスに合わせたコートの着こなし術

ドレスとのバランスを左右するのが、コートの「着丈」です。
クロークに預けるまでのわずかな時間でも、全体のシルエットが整っていると「マナーの行き届いた素敵なゲスト」という印象を与えます。
防寒とおしゃれを両立させる、理想的なバランスについて見ていきましょう。
裾からドレスが見える丈の判断基準
コートの裾からドレスがはみ出していると、「だらしなく見えていないかな?」と不安になるかもしれません。
コートの丈がドレスを大きく覆う、または同程度の長さであると、全体がすっきりまとまり、フォーマルな印象になりやすいとされています。
移動中の立ち姿を美しく見せたい場合は、ドレスとのバランスを意識しながら、ドレスのラインが強調されすぎない丈感を選ぶと安心です。
あくまでスタイリング上の目安として、会場の雰囲気や装い全体との調和を基準に判断するとよいでしょう。
無理に隠すことよりも、全体のシルエットが綺麗に見えるかどうかを優先しましょう。
手持ちのコートでバランスが取りにくい場合は、ドレスの丈に合わせたコートをレンタルするのも一つの手です。
ミモレ丈やロングドレスに合う着丈の選び方
ミモレ丈やロングドレス自体は、結婚式の装いとして一般的に受け入れられています。
ただし、コートの裾からドレスがどの程度見えるかについては、式の格式や会場の雰囲気によって受け止め方が分かれる点には注意が必要です。
ドレスの裾が床に近いほどの長いデザインは控え、歩行の妨げにならない丈感を選ぶと安心でしょう。
コートとドレスのバランスを意識し、縦のラインが自然につながるよう整えることで、過度に主張しすぎない上品な印象にまとめやすくなります。
あくまで全体の調和を重視し、会場にふさわしい装いを心がけることが大切です。
注意したいのは雨や雪の日の泥はねです。
ロング丈のドレスは裾が汚れやすいため、移動中は少し持ち上げるなどの配慮を。
また、足元は厚手のタイツではなく、透け感のあるタイプを選ぶと、防寒しつつもフォーマルな足元を演出できます。
低身長でも綺麗に見える着丈の黄金バランス
小柄な方の場合、ロング丈のコートは「着られている感」が出てしまい、バランス調整が難しいこともあります。
そんな時は、膝が隠れる程度のミドル丈を選ぶのがおすすめです。
重たくなりすぎず、すっきりとした立ち姿を演出できます。
ウエスト位置が高く見える切り替えデザインや、ベルト付きのコートを選んで重心を上げれば、スタイルアップ効果も期待できます。
自分の体型にぴったりのサイズを選びたいなら、試着可能なレンタルサービスを活用して、納得のいく一着を見つけてみてください。
結婚式ではNG!避けるべきコートのマナー

「どうせクロークで預けるから何でもいい」と思われがちなコートですが、実はNGとされるアイテムがいくつか存在します。
式場のエントランスや受付で周囲に失礼な印象を与えないよう、避けるべき素材やデザインを正しく理解しておきましょう。
新郎新婦を祝うゲストとして、失礼のないように避けるべきNGマナーを正しく理解し、当日は心から祝福できる準備を整えてください。
ダウンやダッフルなどカジュアルすぎる素材
普段使いしているダウンジャケットやダッフルコートは、防寒性には優れていますが、フォーマルな結婚式の場には少しカジュアルすぎます。
お祝いの席の正装に合わせるアウターとしては、避けるのが無難です。
格式高い場には合わない、普段着として見られてしまうからです。
また、フリースやボア素材については、一般的な結婚式マナーの解説では、フォーマルな場には不向きな素材として挙げられることがあります。
ただし、寒さが厳しい日の移動中の防寒対策として着用する分には問題ないとされるケースが多く、その場合は会場に入る前に脱ぐのが無難です。
立ち居振る舞いや着脱に不安がある場合は、最初からフォーマルな印象のコートを用意しておくと、場の雰囲気に配慮しやすく、安心して過ごせるでしょう。
サイズ違いを無料で試せるレンタルサービスを活用して、失敗のない一着を用意するのも賢い方法です。
殺生を連想させるファーやアニマル柄
毛皮やアニマル柄(レオパードやゼブラなど)は、「殺生」を連想させるため、お祝いの席ではマナー違反とされるのが一般的です。
たとえ一部にファーがあしらわれているデザインであっても、避けるのが賢明です。
また、リアルファーは毛が抜けやすく、他のゲストの衣装に付着して迷惑をかけてしまう恐れもあります。
素材の成分よりも、周囲に与える印象が重要です。
ただし、どうしても着用する場合は建物の外で脱ぐなどの配慮が必要。
もしリスクを完全に避けたいなら、ウール素材などの上品な質感を持つ天然素材を選ぶのがよいでしょう。
花嫁の色である白や派手すぎるデザイン
ドレスと同様に、コートでも「白」は避けるのが基本です。
白は、主役である花嫁だけの特別な色なのです。
特に、淡いアイボリーやライトベージュは、光の加減によって写真で白く見えてしまうことがあります。
また、周囲の目を引きすぎる原色や奇抜な柄物も、主役より目立ってしまう可能性があるため避けたほうがよいでしょう。
落ち着いたネイビーやグレーなどの万能色であれば、知的な印象を与えつつマナー違反の懸念を払拭できます。
ただし、黒いコートを選ぶ際は、お葬式のような暗いイメージにならないよう、華やかなアクセサリーを合わせる工夫も有効です。
もし自分に似合う色がわからないなら、プロが選んだセットをレンタルして、自信を持って当日を迎えましょう。
会場で恥をかかないコートの脱ぎ方と預け方

冬の結婚式に参列する際、コートの種類と同じくらい重要なのが「会場での振る舞い」です。
コートそのものの選び方と同じくらい大切なのが、会場での振る舞いです。
式場の入り口からクロークに預けるまでの動作には、大人の女性としての品格が表れます。
スマートな受け渡しの手順をマスターして、余裕を持って式に臨みましょう。
建物に入る前に脱いで腕にかけるのがマナー
会場のロビーまでコートを着て入ってもよいのか迷う、という声が非常に多く聞かれます。
本来、コートは屋外で着用する防寒着です。
そのため、式場のエントランスをくぐる前に脱ぐのが正式なマナー。
建物に入る直前にロビーの隅で手早く脱ぎ、綺麗に畳んで腕にかけるのが最もスマートな振る舞いです。
式場のエントランスである建物の入り口や、クロークの手前で速やかに脱ぎ、腕にかけて進むのが最もスマートな振る舞いです。
クロークでは外側を表にして整えてから預ける
コートは、持ち歩く際には裏返し(裏地が外側になるように)に畳んで腕にかけておくと、外側についたホコリや花粉が周囲に舞うのを防ぎやすく、表地の汚れ防止にもなります。
一方で、クロークで預ける際は、表側を外にして整えてから渡すのが一般的とされており、相手が扱いやすい状態にする配慮が大切です。
こうしたトラブルを避けたい場合は、あらかじめ毛が抜けにくい素材のコートを選んでおくことで、周囲に気を遣いすぎることなく、落ち着いて当日を過ごしやすくなるでしょう。
いずれも法令で定められたルールではなく、周囲への配慮を重視した慣習的なマナーとして、状況に応じて取り入れるのが安心です。
貴重品は事前にサブバッグへ移すポイント
受付でご祝儀袋を出そうとした際、ポケットの中で貴重品が迷子になり慌ててしまったという声も聞かれます。
クロークに並ぶ前に、受付で必要な「ご祝儀袋」や、貴重品である「財布・スマートフォン」は手元のパーティーバッグやサブバッグに移しておきましょう。
クロークでは貴重品を預かってもらえないケースが多いため、事前の仕分けがスムーズな受付の鍵となります。
クロークには財布や携帯電話などの貴重品を預けられないのが一般的であり、紛失を避けるために自己管理が求められます。
もし荷物が多いなら、あらかじめマナーに合った容量のあるバッグを用意して、スマートに振る舞うことがおすすめです。
結婚式でコートをレンタルするメリット

冬の結婚式に参列する際、一度きりのために高価なコートを購入すべきか悩むという声が多く聞かれます。
「年に数回しか着ないフォーマルコートを購入するのはもったいない」と感じるなら、レンタルの活用がおすすめ。
リーズナブルな価格で質のよいコートを借りられるため、賢く、かつ上品にお呼ばれスタイルを完成させることができます。
メリット(1)一度きりの参列にかかる費用を節約
一度きりのイベントのために、数万円もする高価なコートを新調するのはもったいない、という本音もよく聞かれます。
普段は着る機会の少ないフォーマルな服に大きなお金をかけるのは、合理的ではないと考える人も多いのです。
一般的なフォーマルコートを購入すると3万円前後が相場ですが、レンタルなら数千円から利用可能です。
メリット(2)クリーニング不要で返却できる手軽さ
実際に自分でコートを購入した人の多くが、着用した後に汚れを落とすクリーニング代や、湿気から服を守る保管場所に苦労した経験を持っています。
レンタルサービスの大きな利点は、返却時にクリーニングが不要なこと。
着用後はそのまま箱に戻して返却するだけなので、多忙な日常の中でも手間がかかりません。
クリーニング代がかからない分、浮いた予算で当日のヘアセットを豪華にする、といった賢い使い方もできますね。
比較的長めのレンタル期間が設定されているサービスであれば、利用日の前後も慌てることなく、余裕を持って準備・返却できる点が魅力です。
あらかじめ選択肢を持っておくことで、当日の装いに対する安心感が高まり、落ち着いて当日を迎えやすくなるでしょう。
結婚式でコートをレンタルするデメリット

冬の結婚式に向けて、コートのレンタルは経済的で便利な選択肢ですが、注意すべきデメリットもあります。
手持ちのコートで済ませたい思いと、マナー違反への不安の間で揺れる方にとって、失敗のリスクを知ることは重要です。
レンタルの仕組みを正しく理解し、当日のスマートな振る舞いに備えましょう。
デメリット(1)返却期限を過ぎると延滞料金が発生
実際に利用した人の中には、式の翌日が忙しく返却を後回しにしてしまい、返却期限を過ぎたことで追加料金が発生したという声も見られます。
レンタル時に特に注意したいのが返却期限です。
サービスごとに設定は異なりますが、比較的短期間のプランが多い一方、余裕のある期間を設けているサービスもあります。
多くの場合、期限を過ぎるとサービス規約に基づいて延長料金や延滞料金が発生することがあるため、事前に条件を確認しておくことが大切です。
返却期限に追われたくない場合は、自分のスケジュールに合ったレンタル日数を選ぶことが、現実的でストレスの少ない選択肢といえます。
デメリット(2)人気ブランドは予約が埋まりやすい
利用者の声として、ドレスに合わせてコートを探したものの、希望するデザインやサイズがすでに予約で埋まっており、選択肢が限られてしまったというケースが見られます。
レンタルサービス全般の傾向として、人気のあるサイズや定番カラーのアイテムは、結婚式が重なりやすい時期に品薄になりやすいため、早めの行動が重要です。
また、ドレスとコートをまとめてレンタルすることで、一定金額以上の利用で送料が無料になるなど、料金面でのメリットが用意されているサービスもあります。
こうした条件は各社で異なるため、事前に確認しておくと無駄がありません。
希望の品をできるだけ確保しやすくするには、予約可能期間や配送締切を確認したうえで、数週間前から余裕を持って手配するのが現実的な選択といえるでしょう。
まとめ

冬の結婚式でのコート選びは、マナーを意識しつつ、お祝いの場にふさわしい上品さを大切にすることがポイントです。
チェスターコートやトレンチコートなど、フォーマルな印象の形に、ネイビーやベージュといった落ち着いた色を選ぶと、装い全体がまとまりやすくなります。
素材については、一般的なマナー解説でダウンやフリースなどカジュアルに見えやすいものは控えたほうがよいとされることが多く、ウールやカシミヤなど、質感に高級感のある素材が無難です。
また、殺生を連想させるとして敬遠されがちなファー素材や、白など花嫁を想起させる色も、状況によっては避ける配慮が求められます。
会場での振る舞いにも気を配りたいところです。
着用機会が限られる場合は、レンタルを利用して、費用を抑えながらマナーに配慮した装いを整えるのも一つの選択肢となります。
細やかな点まで気を配ることで、自信を持って大切な一日を迎えられるでしょう。



